老齢年金はどうすればもらえるの?
実は、請求しないともらえません!
えっ!?そうなんですか?老齢年金がもらえる歳になったら自動的にもらえるんじゃないんですか?
いえいえ!自動的にもらえたりはしません!老齢年金がもらえる年齢になったら請求書を提出する必要があるんです!
※年金がもらえる年齢については、「老齢年金は何歳からもらえるの?」のブログをご確認ください。
そんなこと言われても、請求しないといけないことに気が付かなかったらどうするの?
あっ!それは大丈夫です!!
10年以上保険料を払っている方には、請求できる年齢のお誕生日の約3カ月前に日本年金機構から請求書が送られてきます。(共済組合から送られてくる方もいらっしゃいます。)
ちゃんと請求書が送られてくるのね!だったら安心だわ!
その請求書を使って必要書類を揃えて請求するのですが・・・
請求できるのは、いつからだと思いますか?
そりゃあ、請求書が届いたらすぐに請求できるんじゃないですか?
いえいえ。違います。請求書が届くのは、お誕生日の3カ月も前です。老齢年金は、受給権が発生しないと請求できないので、そんなに早くからは請求できません。
わかった!じゃあ、誕生日からじゃないですか?
残念!それも違います!実はですね・・・お誕生日の前日からなんです!
えっ!?なんで誕生日の前日???
なぜ老齢年金の請求ができるのが、お誕生日の前日からかと言いますと、実は年齢の計算については、「年齢計算に関する法律」にもとづいて行われているのですが、その法律でその年齢に達するのは、誕生日の前日と決められているからなんです。
そして、老齢年金をもらう権利が発生するのは、もらう年齢に達した日です。
例えば61歳から老齢厚生年金がもらえる女性の場合、61歳に達した日に受給権が発生します。
老齢年金は、受給権が発生した日以降に請求できるので、61歳に達した日つまり61歳のお誕生日の前日から請求できることになります。
へ~!年齢計算に関する法律なんてのがあるんですね~
請求書は3カ月も前に届くので、「早く請求しなきゃ!」と思って、すぐに年金事務所に請求書を提出しようとする方がいらっしゃるのですが、請求書を提出できるのは、実はお誕生日の前日からです。
それよりも前には、請求書を提出しようとしても受け付けてくれませんので、ご注意くださいね。
あれっ?誕生日の前日から請求できるのはわかったけど、請求が遅れた場合は、どうなるの?
これについては、特にいつまでに請求しないといけないということはありません。老齢年金を請求する権利はなくなったりはしないのです。
ただ、老齢年金をさかのぼって受け取ることができる期間は過去5年間分と決まっているため、権利発生から5年以上請求せずにほったらかしにしておくと、5年以上前の期間についてはもらうことができなくなってしまいます。
それと、請求書は慌てて提出する必要はありませんが、提出してから実際に振込まれるまでに少々時間がかかるので、少しでも早く年金を受けとりたいと思う場合は、できるだけ早く請求書を提出した方が良いと言えます。
【本日のまとめ】
老齢年金は、請求しなければもらえない。老齢年金の請求ができる年齢の誕生日の約3カ月前に、日本年金機構から請求書が送られてくるので、誕生日の前日以降に請求する。
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